ものすごくかなしくて、ありえないほどやさしい
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
スティーヴン・ダルドリー監督(2011年 米)

公開されて暫く経ってから、『リトル・ダンサー』(2001)の監督の新作で主人公が少年だと気がついて慌てて見に行った。見損ねてたら…あぶないあぶない。

眉間に皺を寄せる憂いの表情と佇まいが『リトル・ダンサー』の主役の少年とよく似ている少年が、今作でも大奮闘!ふたりとも見た目はクールだけど、中身は全然違ったわ。どちらも家族愛にあふれる絶賛オススメ作品ですよ♪

たった二時間余りのことだったのか?と想うほどの盛り沢山。9.11の同時多発テロ事件で大好きな父親を失ってしまった少年が、亡き父の彼への想いをしっかり抱えつつ、新たな父からの言葉(?だと信じて。)を探し求める物語。物語の総てのことが繋がっていて、詳しくは何も云うことができないけれど是非ご覧ください。登場人物が全員(大勢ですよ!)好いです。身勝手でイケ好かなくて強引なのに(←私の思い込み的見解→)極め細かいところをも気を配りまくる英国人監督が大好き♪と再認識しました。少年と向かいのアパートに暮らす祖母がトランシーバーでやりとりするトコが特にお気に入りです。他にも面白 い仕掛けがいっぱい。米の大作映画だと(想ってた!)想っていたら、大間違いの大損よ! やさしさに満ちた映画を見て存分に泣いたら、かなしみを乗り越えて引き続き生きてゆけるね***

[2012.3.7 丸の内ピカデリーにて]

2012年3月9日 記