倖せと別れはいつも背中合わせ…
『ブルーバレンタイン』
デレク・シアンフランス監督(2010年 米)

馴染みの二本立て映画館でかからなければ見逃してた!去年の春に公開されてたことに全く気付けず…でも、世の中もウチの中も無茶苦茶だった去年の四月なら仕方がないね。主演がミシェル・ウィリアムズじゃなかったら完全にスルーしていたと想われる類の映画だし。

結婚7年めの夫婦とかわいい娘がひとり。パパと娘はとっても仲良し、ママは怒りん坊。よく見かける光景じゃないか!だけど、この夫婦には見掛けではわからない厳しい真実がある。それは…

現在進行形の出来事と同時に結婚に至るまでの過去が並行して描かれるので、今のふたりがどうしてこんなことになっているのかがとてもよく判ってしま う。現在のラストは救いようのない別れ、過去のラストは倖せな結婚式。ありふれた話ではあるけれど、それをしっかり見せるチカラがある。主演のふたりも頗る好い。だから、ふたりには別れてほしくなかったのだけど…

負い目?ジレンマ?不信感?終いには嫌悪?そもそも好きだったかどうかもわからなくなったりして、別れてしまう。あんなに愛しあっていたのに、どんな苦労もふたりなら乗り越えられると想っていたのに……ね。どうして?ウンメイは非情。

バレンタインデー間近。Happyな映画を紹介すればよかったんだろうけど、こう云う顛末もあるからご用心ご用心って、コトで。ま、先のことなんかわからないから、目の前の大切なひとを、捨てられるまで捨てるまで愛して愛して愛しちゃおう~♪あたしは捨てられても愛しちゃうけどねー(^ェ^;)あはは~

[2012.1.11 新橋文化劇場にて]

2012年2月7日 記