レンアイ第一主義のひとには物足りないです
『親愛なるきみへ』
ラッセ・ハルストレム監督(2010年米)

『ギルバート・グレイプ』や『ショコラ』の監督の新作と云うだけで見に行けるし、最後までしっかり飽きずに見られます。原作は「2006年に世界で最も読まれた恋愛小説」らしいけれど、最も読まれた小説が最も面白いとは限らない!と云うわけで、これと云ってオススメしたいところが何もないのよー(^ェ^;)

出会った瞬間に恋におちること…あるよね?普通にある。どちらか、どちらもの親に問題がある…あるよね?よくある。どちらか、どちらもの当事者自身 に問題がある…あるよね?当たり前だよね。どちらか、どちらもの都合で遠距離恋愛になってしまう…あるよね?普通に時々あるよね。連日やりとりしていた便りが突然届かなくなる…あるよね?辛くなって、私がやめた。映画の主人公たちとは違って、私たちの遠距離レンアイはフリンだったよ。遠距離でするものじゃないよね~とは想うけど、好きになったひとに既に相手がいるのも、遠くにいるのも、諦める理由にならない。(当然、後に別れる理由にはなったけれど。)離れている間は少しの時間でもどうにかして会いたがるふたりを見ていて、昔の私を思い出すのは簡単だったから泣けたよ。夜空の月が遠くのふたりを繋ぐ大事なアイテムなのも知ってる。今でも月を見て泣いてしまうけれど、それは、もう何処からもあのひとが月を見ていないから・・・。年をとると現実の方が映画の中の物語より深くなるのはしょうがないから、この映画は、まだキツイ恋愛をしていない若いひとにオススメしておきます***見てね~

[2011.9.6 試写会(有楽町)にて]

2011年9月17日 記