大きな父ちゃんはもっと大きな森になってユスフを守ってくれる
『蜂蜜』
セミフ・カプランオール監督(2010年トルコ・ドイツ)

8月9日、映画友だちの豆小町さんから便りが届いた。《ユスフ三部作》に相当な衝撃を受けた模様!!《ユスフ三部作》とは、ユスフと云う人物が主人公の『蜂蜜』、『ミルク』、『卵』の三本の映画。私はチラシの写真と素敵なタイトルで見る気満々だったのだが、連日の猛暑と多忙ですっかり忘れていて、慌てて調べてみると12日までだって!!「無理無理忙しいのよ~!!」と、彼女にメールを送ると「家財を質に入れてでも見に行って!(笑)」と返信(^ェ^;) いやぁ、そのくらいのお金はあるんだけどぉ・・・ま、会社休んででも見に行けと云うことね。山盛りの仕事を放ったらかして三本見にゆきましたよ***

『蜂蜜』は三部作の完結編。ユスフの子供時代の物語。第一部が『卵』で中年時代、第二部分が『ミルク』で青年時代。『卵』から順に見るとだんだん若くなる仕掛け。でも、切羽詰った私に与えられたのは『蜂蜜』→『卵』→『ミルク』の順番のみだったけど、ユスフと父ちゃんの太い絆が見られる『蜂蜜』をさいしょに見たのはラッキーかも?『アンチクライスト』ではあんなに怖かった森がこの映画ではとてもやさしい***なのに、やっぱり大事なひとを奪ってゆき、森の畏さを思い知る。ユスフはどうなるの?

「見終わっても、またすぐに見たくなるから!」と、豆小町さん。本当にっ!!こんな映画は見たことがなかった。トルコ映画を見ること自体も初めてだったけど、すごく「見たいものを見せてもらった」感じがするのよ、不思議な感覚だけど***

学校での子供たちが、イラン映画の子供たちととても重なったから、この映画を見て初めて気がついたわ。トルコがイランのお隣りだってことに(^ェ ^;)いやはや。

[2011.8.10 銀座テアトルシネマにて]

2011年8月19日 記