イノチガケの青春。愚かでも、愛おしい…
『艋舺(モンガ)』(邦題:モンガに散る)
鈕承澤(ニウ・チェンザー)監督(2010年台湾)

去年末、生活に追われて試写会も一般公開も見逃してしまった映画だったけど、二本立てで漸く見た!謝謝!!
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)、楊徳昌(エドワード・ヤン)、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)。三大溺愛台湾映画監督の各々の映画に出会ったときの衝撃が久々に。本当に久々に…!!

《若者が極道(黒社会)に入ってゆく物語》と云う時点で、ちょっと見送ってしまうところだったけど、試写会のお知らせにあった1枚の写真が気になって…そのまんまの印象的な映像でたっぷり141分!全然長くない。黒社会の話ではあるけど、その前に高校生5人の友情の物語。毎度お馴染み、女子から見れば騒々しくて、愚かで、馬鹿野郎な男子の日常が描かれているけれど、編集が絶妙で、ラストにしっかりうっかり泣かされてしまう。ま、そんな男子を愛してしまう愚か者なんだけど、女子は。しょうがないよ、堪らなく愛おしい***

当日の夕飯の献立はパスタに決まっていたけど、台湾=屋台=鶏モモ焼き!(台湾の街の風景も勿論堪能できますとも!)に惹きつけられて急遽、中華に変更!でした。リアル生活にまで影響してしまう《台湾力満載》の本作品もぜひぜひご覧ください***絶対(「絶対なんか世の中に絶対ない!」と普段云ってる私が「絶対」と云ってるんだからねっ!!)面白いから。

そうそう、この映画を見た者にだけ判るんだけど、「散る」に2種類の意味がある日本ならではの絶妙の邦題です***

[2011.7.1 早稲田松竹にて]

2011年7月4日 記