各々の想いで命をかけて守り抜くのは祖国ではなく、大切なひと
『十月圍城』(邦題:孫文の義士団)
陳徳森(テディ・チャン)監督(2010年中国=香港)

『十月圍城』の日本公開は去年から頗る楽しみにしていた***今年の初めに近々『孫文の義士団』と云う超豪華俳優陣が参加している作品が公開されると云うことを知り、それを見にゆくことは必至だった。然し、急な引っ越しでてんてこ舞いしている間に公開されていて、あと1週で終了してしまう!と 云うところで「うわぁぁ!!」と気がついて見に行ったら、それが『十月圍城』だったので、タイトルが出るやいなや狂喜し、エンディングクレジットの先頭に陳可辛(ピーター・チャン)監督(は、製作で。でも撮影の激多忙時期は陳可辛監督を含む複数の香港映画の監督が協力参加しているそうだ(;_;)泣ける)の名前が出てきて、「あぁっ、そうやった!」と、楽しみにしていた理由を思い出したのでした。

溺愛監督のひとりだと云うのに、近年の陳可辛監督作品(『如果・愛(ウインター・ソング)』と『投名状(ウォーロード/男たちの誓い)』。二作品と も中華圏では高評価だったが…)に全く感情移入できなくて「どうしちゃったんだろう?」と嘆いていたから、「おかえりなさい!!」の想いが溢れる***また愛おしい映画をつくってくれて、ありがとうぅ(;_;)
然し、物語は過酷よ。のっけから張學友(ジャッキー・チュン)がエライことになって、その後はもう…!!!『十三人の刺客』を思い出させる展開だけど、人数が逆で、こちらは刺客が500人で守る側が8人ぐらいの《守る側を中心に描いた物語》です。みんなイノチガケだよ、機会があったら見逃さないでねっ!!

2000年に立ち上がった作品で、当時は張國栄(レスリー・チャン)にも勿論オファーがあったそうです。「レスリーが足りない」と想ってしまったのは間違ってなかったのね…(;_;)

[2011.5.1 ヒューマントラストシネマ有楽町にて]

2011年5月3日 記