知る人ぞ知るミュージシャンがあなたの心を鷲掴み!?
『庭にお願い』
冨永昌敬監督(2010年日本)

生きているといろいろある。数年連絡がとれなくなっていた友だちから「明日着の荷物を送りました」とMailが来て、翌日ちゃんと彼女が焼いたお菓子と便りが届いた。その友だちとは『六月の蛇』のエキストラに入ったときに出会い、その後ふたりで映画もよく見に行っていたから、とり急ぎ2日後に見にゆく予定だったこの映画に誘った。便りを読んで、すごく気になったから早く会いたかったのだ。久しぶりの彼女は相変わらずの様子で安心したけど、会わなかった間のことは話したくないと云う。今、げんきだったら、それでいい。

久しぶりにいっしょに見た映画は、冨永監督が初めて撮ったドキュメンタリー作品。毎度「へんてこだけど、それってすこぶる普通のことよね(←私の感想)」と云う面白い映画を撮っている監督の初めての仕事は、倉地久美夫と云うミュージシャンを追ったもの。彼に惹かれた人々と本人へのインタヴューを中心に生い立ち&ライヴの様子が描かれ、これを見ると「そんなミュージシャン知らなかったよー」と云うひと(私も)にも、忘れられない存在になるようにできています。ラストの切り方がえらい絶妙です♪
こんなに独特な面白い映画なのに東京でもたった1週間だけのレイトショー上映だったんですが、ご本人のライヴ付き上映の筈だった最終日に震災が起きてしまい、敢えなく中止になってしまいました(;_;)平安が戻ったら、再上映&延長してもらえますよう***

[2011.3.6 池袋シネマ・ロサ(東京)にて]

2011年3月18日 記