いちばん会いたいひとに会えるかも?
『ヒア アフター』
クリント・イーストウッド監督(2010年米)

死んでしまったひとに会いたい!話をしたい!そんな想いが満たされる映画は結構多い。逆に死んでしまったひとが生きているひとに伝えたい!と願う想いが叶う映画も多い。死んだひとの方の想いはわからないけれど、こちらにいる私は会いたい!話したい!そんなひとが多いから、沢山描かれているんでしょうし、それにつけ込む心霊詐欺の類も多く存在するわけで…。

なので、最も信じ難いのが「本物」の存在。これは映画だから、絶対安心の本物が存在します。死者の姿が見えて、交信できてしまう特異体質の持ち主ジョージ。彼ありきの物語です。ずっと泣いてました。死者が超常現象により、ゾンビ状態ではなく生前の姿で甦る映画『黄泉がえり』(2003)を見たときもずっと泣いてたけど、紛うことなき同じ涙。死別はいつも突然だから、互いに想いを残してしまうけれど、もう伝えられない。時々、こんな映画に出会って、伝わっていいなぁと泣くんです。とは云え、何度も出してしまいますが…昨夏、元カレが死んだことを知ることができたのは、本人が自分のお葬式の翌日に私の夢に出てきたからです。こんなこともあるから、想いは死なないと。そして皆、淡く望み続けてしまうんですよね。また会えるかも?って。

さてさて、クリントの映画です。のっけから、お馴染みの切なく心地好い音楽に包み込まれますよ。後はやさしく見守ってください***

[2011.2.22 TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて]

2011年3月4日 記