次々と降りかかる災難に無表情で立ち向かう少年に釘付け!
『十七歳的単車』
王小帥(ワン・シャオシュアイ)監督(2000年中国・台湾)

見たい映画と二本立てになっていて、こちらのことは殆ど知らなかったけれど、中国映画だから見てしまう。じつは、私の「中華好き」は香港&台湾が 99%で、中国映画は近年(2002年くらいから)見始めたばかりと言っていいほどの関心のなさだったので、その習慣を引きずってのノーチェックでした。 2010年に日本公開された映画ですが、製作年が2000年と言うのも今知った次第で…。

しかし、この映画が見たかった方の映画(サクセスストーリー『小さな村の小さなダンサー』)がどうでもよくなってしまうほどのインパクトを持つ、とんでもなく愛おしいシロモノだったんですよ!!ものすっごい理不尽な話で、主人公のふたりは各々すこぶる気の毒(特に働いている方の十七歳がね)でやりきれなくて、見てる私はずーーーっとキツイ物語の 展開にイライラさせられているんだけど…これはねぇ、激オススメです。見た方がいい。ダルデンヌ兄弟(ベルギーの監督)の映画を見ている感じに近いけど、 同じアジア人ゆえに余計に身に染みるし。主役のふたりがすこぶる好いです。脇役もいちいち好いです。十年も未公開だった理由はわかりません(辛過ぎるから か?)が、十年前に公開してても見てなかった可能性も大でした。それゆえに思い掛けず見られてよかった***

見に行った日は最終日。映写機の不具合で1時間半以上上映が遅れていて、受付で「それでもご覧になりますか?」と訊かれたけれど…ほんまに見てよかった~~っ!!謝謝!

[2010.12.24 飯田橋ギンレイホールにて]

2011年1月8日 記