家族の数だけクリスマスがある
『クリスマス・ストーリー』
アルノー・デプレシャン監督(2008年仏)

デプレシャンの新作だ♪またしても家族間の愛憎劇だけれど、前作より人数が多くて更に面白い。いつもは夫婦ふたりきりの家にクリスマスで大勢帰ってくる。
家族のひとりひとりを分け隔てなく愛するお父さん。病に冒されてしまったお母さん。各々問題を抱えた子供たち(姉が次男を忌み嫌っていることが最大の問題)と孫たち。そして、おばあちゃん(父の母)の恋人!
その中で、いろんな組み合わせのツーショット場面が用意されている。ふたりって、すごく落ち着く。ふたりって、とても危うい。皆でいるときには云えない本音や秘密が炸裂するから、ほっこりしたり、大喧嘩になったり。見てる者には堪らない♪

結構長い作品だけど、ずっと家族の話だけど、独白になると唐突にこちら(カメラ目線)に話しかけてきたりする(『青春デンデケデケデケ』を思い出す ね。これに結構よわい♪)楽しい手法等々がちりばめられているし、主な舞台になるお家もすっごい素敵で見どころ満載だったりもするので飽きませんよ。
勿論、いちばんの見どころは素晴らしい役者たちの豪華共演なのですが、物語に引き込まれ過ぎて、そのことをすっかり忘れてしまうくらいにフランスの極々普通(か?)の一家そのものでした。(一組、本物の母娘がいるけれど。)これはもう、少し早いけど、うれしいクリスマスプレゼントですよ♪ぜひ!

しかし、アンジェラ・バセット(現在、『ER15』で毎週見てるけど…)って、そんなにナイスバディで有名だったのね?

[2010.11.25 恵比寿ガーデンシネマ(東京)にて]

2010年12月4日 記