ひたすら地味だけど、見て損はないよ
『フローズン・リバー』
コートニー・ハント監督(2008年米)

随分と年老いた女のひとをじっくりと見せてゆく。泣いているね。何歳のひとだろう?白人だから、老けて見えても結構若かったりするけど、それでも…60歳?あら、こんなところ(足の親指)にTATTOが。あっ、ブラジャーがめっちゃかわいいっ♪着替えた服も若い!小さい子供もいる。老女に見えたそ のひとは四十半ばと云う設定だった!(実際にも撮影当時は四十半ば位だったようです。吃驚!&失礼!)一体彼女に何が…

のっけから、そんなことが気になって仕方がなかったのだけど、物語はもう始まっていて(泣いてるもんね…)、彼女の風貌がそのまま生かせているような設定で、TATTOは他のところにも入っていて、“向こう見ずだったのであろう性格”と云うのもこの物語に必要なアイテムだから、彼女の存在だけでこの 映画の完成は約束されたようなもの。思い掛けず出会ってしまった「友」を得て、ふたりが奔走する女子力全開で展開されてゆくドラマに地味~に感動する。

犯罪が大いに絡んでくる物語だけど、主役のふたりも風景(凍った河がメイン)も地味だし、総てのことが行き当たりばったりで進んでゆく展開だから、 これと云って派手な演出もなく、ひたすら地味なんだけど、細かいところ(科白や小道具等々)がゆき届いていて妙な安心感が得られる***地味な女子ふたりが主演の映画って、ツボかも知れない♪派手な女子ふたりの映画(『テルマ&ルイーズ』とか、『ゴースト・ワールド』とか、『17歳のカルテ』とか~)も大好きだけど。

[2010.11.12 目黒シネマ(東京)にて]

2010年11月15日 記