冷たい雨は降ってなかったけど、撃つからね
『復仇(VENGEANCE)』(邦題:冷たい雨に撃て、約束の銃弾を)
杜琪峰(ジョニー・トー)監督(2009年仏・香港)

邦題がね、押し付けがましいやら恥ずかしいやらで、ジョニー・トー監督の映画は概ね見にゆくけど、“見送った”。そんな折に、3年前に“見逃した” 同監督作品(『黒社會(邦題:エレクション)』)と2本立てになったので、「超ラッキ~♪」と、邦題は無視して速攻見に行った!

冒頭から「あぁ、始まってもうた!」の展開。いつもと違うのはそこにフランスから“如何にも堅気じゃないよね?”の親父がやって来る。彼に任せれば 万事OKだね♪と思いきや…。そして、お馴染みの面々の登場。前作『放・逐=Exiled』よろしく、裏切りがない方の心温まる兄弟仁義の話(?)だ。一度結んだ絆は太い!命懸けで義兄弟を守る!任侠(ヤクザ)モノが大嫌い(まったく相容れない感情移入できないひとたちの話だから。『竜二』以外は)の私でも、じんとくるほど。本当に馬鹿なんだから…馬鹿過ぎてカッコいい奴らなんだから。

今回は途中に『柔道龍虎房』(2004)よろしく、奇妙なシーンもあるけれど、どーしょーもない現実を乗り越えて、約束を果たそうと奔走するフランス人に乾杯&完敗!でも、雨降ってなかったね。見終わったらますます腹の立つ邦題です。(そう云うの多いけどさぁ~)

馬鹿度がより高かった前作には及ばないけど、これはこれで見逃してはいけない1本でした***反省します。

[2010.10.21.早稲田松竹(東京)にて]

2010年11月2日 記