押すのか!? ツッコミどころ満載
『運命のボタン』
リチャード・ケリー監督(2009年米)

二本立てになった映画の見たい方じゃないやつは、見ないコトも多いけど…見てしまった。主演がキャメロン・ディアスと云うコトしか知らず、『ド ニー・ダーコ』(わりと好き。『ジェイコブス・ラダー』みたいな顛末。一瞬ムカつくけど、嫌いじゃない。)の監督の最新作だと知ってたら、もっと前向きに見てたと想うけど、のっけから展開に納得できなかったからなぁ…(>_<)

ある日の早朝(5時15分前)にドアチャイムが鳴り、起こされた夫婦が玄関ドアを開けると、そこにはもう誰もおらず、何の飾りもない紙で包まれた丁度子供の首が入るくらい(!)の大きさの立方体の箱がぽつんと置かれている。その時点で「現状維持して通報やろ!」と想うのだが、主人公は手に取り(あー あ)開けてしまう。設定が70年代だから、現代ほど警戒心がないの?アメリカ人だから?とかなんとか強引に納得させて辛抱して見てると、箱の中には赤 いボタンの付いた装置が入っていて、後に「このボタンを押すと、あなた方の知らないひとがひとりどこかで必ず死ぬけれど、100万ドルが手に入ります」と説明されるが、こんなこと云われて押すわけないじゃん!…でも、押してしまって(あーあ)物語は始まり、想い掛けぬ顛末を迎える。

冒頭に出てくる文書(報告書)を踏まえると、壮大なSF作品で間違いなかったんだけど、コトの発端(箱を届ける理由)が曖昧且つ大雑把過ぎて楽しくない。その辺りをもっと特定して、さいしょの納得し辛い展開を引っかからないようにしてくれたら、よかったんちゃうん?と想う。勿体ない。

[2010.8.27.新橋文化劇場 にて]

2010年9月15日 記