夢のように思い出します***
『千禧曼波』(邦題:ミレニアム・マンボ)
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督(2001年台湾・仏)

撮影中の監督に会っちゃった!と云えばこの映画も***
2000年2月のある日、毎年仲間内で訪れている温泉宿のメインの温泉(混浴可)が映画の撮影中とのことで入れなくなっていた。すぐ横の台所も使えなく て自炊の私たちは困っていたのだが、その映画の監督が侯孝賢だと判るや否や、平常心を失くし、『高捷(ガオ・ジェ…侯孝賢作品の常連)、高捷は来てるの!?』と騒いでしまったら、奥の方から『高捷はいます!(中国語)』と聞こえたので、人垣をかき分け覗いたら高捷がしっかり見えました♪それきり、追い出されてお目にかかれませんでしたが、撮影後に速攻その温泉に浸かりにゆくと云ういやらしいコトをしてしまいました(^ェ^;)その夜にロビーで侯監督と鉢合わせしたのですが、想いのたけ(大好きなんです…)なんて一言も語れませんでした。己れの内気を呪うわ。

とは云え、あんな山奥(栃木・那須)の温泉宿で偶然会えたこと自体が夢のよう!そして、この映画は、夢のような美しい映像の中で、わりと小さな物語があちこち飛びつつ進んでゆく感じもまるで夢のようで、見終わってもはっきりとは思い出せないけど、ひとつひとつのシーンはしっかり覚えていて、同じ景色に出会ったとき(ロケ地は台湾と日本)にまるで本当の記憶のようにぶぁっと思い出すんです***ぜひ、ご覧ください。

[2003.4.28 シブヤ・シネマ・ソサエティにて]