暴力でしか伝えられなかったやさしさが切なく愛おしい
『六月の蛇』
塚本晋也監督(2002年日本)

映画好きですが、エキストラをやりたい!なんて想ったこともなく、ただ塚本監督のファンだったばかりにうっかり参加してしまった映画です。 2001年9、10月に高円寺の商店街、よみうりランド駅構内、東銀座のこんなトコあったんか!と云うええ感じの場所(銀座には多いですが)での撮影に参加しました。ずっと雨が降ってるんだ…と云うこと以外は何もわからなかったけど、こんなHARDな映画になっているとは!塚本監督作品なんだから全然意外じゃないけど、私たちが束の間覗き見た監督はいつも穏やかだったから。

秘密を握られ脅迫された主婦が指示通りに動かされエライ目に遭うんだけど、その果てになんとも切ないやさしさを受け取ることになると云う奇妙な映画。瞬間、瞬間でしかない現場ではまったく想像できなかった映像。監督が魔法使いだと云うことに映画を見ただけでは気付けなかった筈だから、参加できてよかったと想う♪

ちなみに私は高円寺で撮ったシーンがぼんや~~りと映ってます。本人にしか確認できないくらいのぼんやりです。他はカット。東銀座のは寒かったけど、がんばった(歩いただけ)のになぁ…なんて。

[2003.6.6 渋谷シネ・アミューズにて]