泣くに泣けないバランスの悪さ
『カムイ外伝』
崔洋一監督(2009年日本)

先日、試写会を見に行ったら、アンケート用紙に「この映画は100点満点で何点でしたか?」と云う項目があった。2点だった。(かわいかった女優ふ たりに1点ずつ)贔屓の役者目当てで見に行くと、こんなことが頻発するので期待しては見にゆかない。なので、折角当たった試写会だけどやめとく?などと 当日まで迷うけど、ごく稀に当たりもあるから懲りずに見に行ってしまうのだった…。が、この【2点の映画】のことを書くのはまだ公開前ゆえに気が引けるの で、去年、同様に残念な気持ちにさせられてしまったこちらを…。

松山ケンイチ、小林薫、佐藤浩市♪と、なぜか出ている鄭伊健(イーキン・チェン)が目当てだから見逃せない配役だし、崔洋一監督だし、見るしかない のだが…冒頭は原作漫画の白土先生の絵にナレーション(山崎努っっ♪)がついて、カムイのいる世界の状況説明。親切だし、贅沢だ。ここで一気に期待が高 まってしまったのがマズかった!役者はほぼいい。ちょっと良過ぎるひともいるくらいだし、恐ろしい必殺のアクション(殺陣?)も素晴らしい!しかし、 ウケを狙ってるなら外してるし、マジなら勘弁してくれ!の特撮&演出が酷い。折角の役者の熱演が台無しになってしまう。こんな残念なことはない。エン ディング曲を流行歌手が歌うのも全くカムイの世界じゃなくて、有り得ない。本当にバランスの悪い作品でどうしたいのか謎だった。勿体ない!(イーキンは何故必要だったの?酷いよ、あんな扱い…失礼じゃん!)

[2009.9.4 よみうりホールにて試写会(東京・有楽町)]