時を超えて映画音楽の偉大さを思い知る
『臥虎藏龍』(邦題:グリーン・デスティニー)
李安(アン・リー)監督(2000年米・中国)

二本立て専門の映画館の休憩時間、ランダムに映画音楽を流していた。その中にこの映画の曲が入っていて…「はっ!」と気付いた。この映画は三度、劇場に見に行ったけど、確かに面白い映画だけど、章子怡(チャン・ツィイー)はすこぶるキュートだけど、兵役除隊直後の張震(チャン・チェン)は以前にも増 してかっこいい(でも、かわいい♪)けど、ミシェル・ヨーも周潤發(チョウ・ユンファ)も相変わらずかっこよかったけど、三回も見に行かなくてもいいの よ。

さいしょに試写会で見て、もう一度試写会で見て、公開後にまた二本立てで見てしまったのは、馬友友(ヨーヨー・マ)が奏でるこのテーマ曲とココ・ リーが歌うエンディング曲が聴きたくてたまらなくなったからだった!サントラ盤じゃ足りないから、映像と共に劇場でっ♪なのに、その年の小冊子には 「張震目当てで」と書いてあり(ちなみに『臥虎藏龍』は中華の部4位でした)、それを書いているときには思い出せなかったことが、10年後にその曲を聴いて思い出したのでした。映画音楽の大切さをぐぁっと痛感させられてしまった、偶然のちいさな出来事でした。

そんなわけで、その後、サントラ盤を買うこともなく忘れていたけど、この映画で覚えた素敵な科白(言葉)がある。「心誠則霊(シンチャンツーリン:「心から信じればきっと叶う」と劇中では訳されていたと思う)」、この言葉だけはこの10年も忘れるどころか、ずっとこころの中に***

[2000~2001.某日 試写会:渋谷と神保町、二本立て:下高井戸シネマにて]